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今回のよろず塾は、「住宅版エコポイント・長期優良住宅・建築確認手続き等の運営改善」と題し、講師には、日ごろお世話になっていられる方も多いいのではないかと思われます、株式会社 湘南建築センター 取締役 石塚隆夫様を招き講義を行っていただきました。
今回の事業は、支部会員増強並びに退会防止の企画の一環として、本会より補助金を頂き、当支部会員以外の設計事務所の皆様にも広く声をかけさせていただいた中での開催でした。
そのような中、住宅版エコポイントというタイムリーな講習だったこともあり、会場の小田原アリーナ研修室はほぼ満席となり、関心の高さを見てとれました。
講義終了後も、参加者の方から様々な意見や質問をいただきましたが、後日事務局より回答していただき、今回の事業も無事に終了しました。
同じ地区で同じ業務をする者であってもなかなか顔を合わせる機会はないと思います。
これからもこのような機会を時折設けて行きたいと考えていますので、同業所の方々のコミュニケーションの場に少しでもなれば幸いだと思います。
今回のよろず塾は、「庭園の歴史・見方について」と題し、講師に庭園造りのスペシャリストである、植周造園(株)代表取締役 大胡周一郎先生を招き庭園についてレクチャーしていただきました。
今回は研修旅行とのコラボレート企画となり、この後の12月には大胡先生が実際手掛けられている、横浜の旧河合玉堂邸の庭園を直接見ることができ、より一層今回のレクチャーは役に立ちました。
庭園は建築とは切っても切り離せないものだと思います、今回は大胡先生によるホワイトボードや写真による丁寧でわかりやすい説明により、より身近に庭園について学べた時間となりました。
また当日は(株)きもと様の協力により、光触媒セルフクリーニングフィルムおよび日射調整フィルムの材料説明を行うことができました。どうもありがとうございました。
今回のよろず塾は、「建築家・篠原一男論」と題し初の意匠的なセミナーを行いました。 講師には、学生の頃から篠原一男について研究されていて、専門学校 桑沢デザイン研究所でも教鞭をとられている、大松俊紀建築都市研究室 大松俊紀先生を招き、篠原一男の作品についてレクチャーしていただきました。
正直、今までは篠原一男について触れることは少なかったのですが、今回は大松先生のおかげで大変充実した内容のレクチャーを受けることができました。
よろず塾も今までは、時期的に法改正や条例関係のレクチャーが主となっていましたが、今回のような建築家として本来考えなくてはいけない、根本的なテーマを取り上げることも必要だと感じました。
KENSEIよろず塾も今回で5回目、今年最後の開催となりました。
今回は「良質な建物にするには防水改修がキーポイント」と題し、塾長にシバタ工業(株)東京支社 建設環境事業部 齋藤幸博様をお迎えし、改修工事における屋上防水工法のポイントや屋上緑化について等の話をして頂きました。
屋上防水工法については、様々な材料・工法の特徴や比較、新しい改修工法についてなど話して頂き、何だか建築士の受験勉強をしていた頃を思い出しました。
当時も各工法のメリットやデメリット、工事に際しての注意すべきポイントなどをかなり勉強した気でいましたが、今回こうやって話を聞きますと、当時覚えていたこともほとんど忘れてしまっていますし、改めてとても勉強になりました。また、防水工法もこれがベストだというものでもなく、地方により主流が違っているという話も面白いところでした。
そして、屋上緑化についてはメンテナンス等の問題もあるかと思いますが、CO2削減のことや、癒しの空間確保などこれからどんどん取り入れていってもいいことだと思います。
改めまして、齋藤様お忙しいところ本当にありがとうございました。
齋藤様が出張のため仙台に向かわれた後は、当支部支部長によるみなし管理講習の講習会の内容や、講習後の考査の話をして頂きました。現に講習を受けてこられた方の生の声を聞けたので、これから講習を受ける自分としてはラッキーでした。
今回のテーマはLEDを使った照明器具について、開発経緯やこれからの展望などをパナソニック電工(旧:松下電工㈱)インテリア照明事業部 入永邦彦様よりお話をいただきました。
電気を使う照明器具の歴史は、第一世代エジソンが発明した時からほとんど効率が変わっていないという電球に始まり、第二世代は消費電力をぐっと抑えた蛍光灯の時代でした、そして第三世代のさらに効率を上げ、消費電力を下げたLEDという流れですが、まだまだ開発途上(コストなど)という一面もあるそうです。・・・が、消費エネルギーの節約による地球温暖化の抑制や、高効率・長寿命化によるメンテナンスコストの低減などに今後大きく貢献していくことでしょう。開発されたメーカー様には頭が下がります。
それに比べ、全く同じ命題を課されている建築物としての総合性能はエジソンの時代から比べ・・・何百倍快適になったか、何千倍耐久性が上がったか・・・自信がありません。もっともっと知恵を絞り考えていかなければと思いました